記事紹介2014年11月06日
ザイマックス不動産総合研究所はこのほど、首都圏を対象とした14年6月までの「オフィスビルエネルギー消費量およびコスト」調査の結果をまとめた。09年4月から調査しているもので、四半期ごとに公表。対象はザイマックスグループが首都圏で運営する一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータが得られた100棟。
それによると、6月時点のエネルギー消費量(12カ月前からの1年間の平均値)は、10年12月時点を100とすると、15%減の85で、11年(84)、12年(85)、13年(84)と横ばい傾向が続いた。一方、エネルギー単価は10年半ばから一貫して上昇傾向にあり、13年(136)から更に加速し、今回は143まで上昇した。全体のエネルギーコストは、消費量が変わらず、単価が上昇したことで、13年(115)より6ポイント高い121となった。ちなみに、最も低かったのは11年の93。
毎年の春季(4~6月期)で比較すると(10年=100)、14年のエネルギー消費量は18%減となっているのに、エネルギー単価が51%増で、1m2当たり月額のエネルギーコストは311.3円と、10年(250.9円)比で24%増の水準となっていることが分かった。
(住宅新報Webより引用)