記事紹介2014年11月08日
三鬼商事(株)は7日、2014年10月末時点のオフィスビル市況を発表した。
東京ビジネス地区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.60%(前月比0.05ポイント低下)。新築ビル2棟が満室・高稼働で竣工し、既存ビルの大型成約もあったが、大型解約の影響もあり、1ヵ月間での空室面積減少は約3,100坪にとどまっている。
新築ビルの空室率は14.98%(同1.08ポイント上昇)。満室稼働だったビルが既存ビル区分にシフトしたため。既存ビル空室率は5.43%(同0.04ポイント低下)。1坪当たりの平均賃料は新築ビルが2万7,000円(同変動なし)、既存ビルは1万6,731円(同131円上昇)となった。
大阪ビジネス地区の平均空室率は8.06%(同0.08ポイント低下)と6ヵ月連続の改善。中小規模の移転需要が堅調に推移したことなどにより、1ヵ月で空室面積約3,300坪を解消した。1坪当たりの平均賃料は1万1,118円(同2円下落)。
(不動産流通研究所より引用)