記事紹介2021年02月13日

全国主要都市のビル空室率の上昇続く

三幸エステート(株)は10日、2021年1月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

東京都心5区の空室率は1.68%(前月比0.10ポイント上昇)と、6ヵ月連続で上昇した。需給バランス軟化の動きは続いているものの、リーマンショック後と比べて現状の空室率は低水準であり、コロナ禍のオフィスマーケットへのマイナス影響は限定的としている。

1坪当たりの募集賃料は2万9,634円(同287円下落)と9ヵ月連続で下落。募集面積は50万5,003坪(同9,384坪増)と、15年3月以来の50万坪台となった。

また、全国6大都市の空室率は、東京23区1.9%(同0.1ポイント上昇)、札幌市1.4%(同0.1ポイント下降)、仙台市4.8%(同1.4ポイント上昇)、名古屋市1.6%(同0.1ポイント上昇)、大阪市2.2%(同0.2ポイント上昇)、福岡市2.3%(同0.6ポイント上昇)と、6都市中5都市で空室率が上昇した。

(不動産流通研究所より引用)

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