記事紹介2021年05月22日

都心5区ビル空室率、9ヵ月連続で上昇

三幸エステート(株)は17日、2021年4月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

東京都心5区の空室率は2.57%(前月比0.36ポイント上昇)と、9ヵ月連続で上昇。潜在空室率の上昇も15ヵ月連続となり、14年6月以来の7%台に達している。新築ビルへの移転に伴う二次空室に加えて、オフィス戦略見直しによる解約も目立ち始め、空室率、潜在空室率を押し上げている。

1坪当たりの募集賃料は2万9,039円(同257円下落)と12ヵ月連続で下落。募集面積は61万5,974坪(同4万3,765坪増)と増加。14年2月以来で60万坪を上回り、借り手市場の様相が一段と強まっている。

全国6大都市の空室率は、東京23区2.8%(同0.2ポイント上昇)、札幌市2.1%(同変動なし)、仙台市4.3%(同0.2ポイント下落)、名古屋市2.3%(同0.3ポイント上昇)、大阪市2.6%(同0.2ポイント上昇)、福岡市2.9%(同0.9ポイント上昇)となった。

(不動産流通研究所より引用)

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