記事紹介2021年09月10日
三鬼商事(株)は9日、2021年8月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。
東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.31%(前月比0.03ポイント上昇)となった。新築ビル1棟が満床で竣工したことや、既存ビルの大型解約の動きが少なかったこともあり、東京ビジネス地区全体の空室面積はわずかな増加に留まった。
新築ビルの空室率は10.61%(同0.81ポイント低下)、既存ビルは6.25%(同0.05ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万932円(同113円下落)で18年12月以来、32ヵ月ぶりに2万1,000円台を下回った。
大阪ビジネス地区の平均空室率は4.27%(同0.12ポイント上昇)。小規模な成約の動きがみられた一方、新築ビル1棟が募集面積を残して竣工したことや、既存ビルも一部で大型解約の動きがあったことから、大阪ビジネス地区全体の空室面積はこの1ヵ月間で約3,000坪増加した。
新築ビルの空室率は67.16%(同13.25ポイント上昇)、既存ビルは4.00%(同0.01ポイント低下)。1坪当たりの平均賃料は1万1,824円(同47円減)となった。
(不動産流通研究所より引用)