記事紹介2022年06月10日

東京都心5区のオフィス空室率はほぼ横ばいに

三鬼商事(株)は9日、2022年5月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.37%(前月比0.01ポイント低下)。成約は中規模の動きにとどまったものの、解約の影響も少なく、ほぼ横ばいとなった。空室面積はわずかに減少した。
新築ビルの空室率は19.91%(同0.62ポイント上昇)。3棟が竣工し、1棟は高稼働となったものの、2棟は募集面積を残したため上昇した。既存ビルは6.23%(同0.02ポイント低下)と小幅だが低下している。

1坪当たりの平均賃料は2万319円(同9円低下)となり、22ヵ月連続で低下となっている。

大阪ビジネス地区の平均空室率は4.99%(同0.19ポイント低下)と低下し、4ヵ月ぶりに5%台を下回った。館内増床等に伴う中小規模の成約の動きがみられ、解約の影響は少なかった。空室面積はこの1ヵ月間で約4,200坪減少、4ヵ月ぶりに空室率が4%台となった。

新築ビルの空室率は34.47%(同1.16ポイント低下)。既存ビルは4.31%(同0.16ポイント低下)。1坪当たりの平均賃料は1万1,881円(同13円上昇)。

(不動産流通研究所より引用)

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