記事紹介2023年02月03日
三幸エステート(株)は2日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」(2022年第4四半期(10~12月)版)を公表した。
東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、1フロア面積300坪以上、築年数15年以内)の1坪当たり賃料は、2万8,594円(前期比1,215円上昇)と6期ぶりに上昇したが、穏やかな低下傾向に変わりはないとみられるとした。空室率は3.6%(同0.4ポイント低下)と4期ぶりに低下。エリア内での移転や集約移転等による大口の成約があったため。
Bクラスビル(1フロア面積200坪以上でAクラスに含まれないビル)の坪当たり賃料は、1万7,963円(同596円下落)と、4期連続で下落。空室率は4.6%(同0.6ポイント低下)と、4期ぶりに低下した。新築ビルへ移転したテナントの二次空室や竣工後も募集床を抱えていた新築ビルを中心に比較的大口の空室消化が進んだことによる。
また、Cクラスビル(1フロア面積100坪以上200坪未満、築年数制限なし)は、坪当たり賃料1万6,195円(同477円下落)と3期連続の下落。空室率は4.8%(同0.2ポイント低下)と、12期ぶりに低下した。
(不動産流通研究所より引用)