記事紹介2023年09月15日
(株)ザイマックス不動産総合研究所は5日、2023年8月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
東京23区のオフィス空室率は3.72%(前月比0.11ポイント低下)と、3ヵ月ぶりに低下。募集面積を賃貸面積で割った募集面積率も5.22%(同0.16ポイント低下)と、改善した。
都心5区の区別では、空室率が高い順に、中央区4.67%(同0.12ポイント低下)、港区4.22%(同0.17ポイント低下)、新宿区3.12%(同0.07ポイント上昇)、渋谷区2.53%(同0.37ポイント低下)、千代田区2.33%(同0.08ポイント低下)。
空室面積は39万坪(同1万4,000坪減)。空室増減量は、増加が3万5,000坪(同1万1,000坪減)、減少が4万9,000坪(同2,000坪減)と、減少が増加を上回った。
エリア別の空室率は、都心5区は3.50%(同0.12ポイント低下)、周辺18区が4.41%(同0.07ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が4.99%(同0.19ポイント低下)、周辺18区が5.92%(同0.09ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.96%(同0.12ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.44%(同0.10ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが5.60%(同0.20ポイント低下)、中小規模ビルが4.76%(同0.12ポイント低下)となった。
(不動産流通研究所より引用)