記事紹介2024年05月17日
(株)ザイマックス不動産総合研究所は8日、2024年4月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
東京23区のオフィス空室率は3.32%(前月比0.1ポイント上昇)と上昇した。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は4.71%(同0.02ポイント低下)となった。
エリア別の空室率は、都心5区は3.09%(同0.09ポイント上昇)、周辺18区が4.02%(同0.11ポイント上昇)。募集面積率は、都心5区が4.54%(同0.03ポイント上昇)、周辺18区が5.26%(同0.15ポイント低下)。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区3.97%(同0.13ポイント上昇)、港区3.92%(同0.03ポイント上昇)、新宿区2.51%(同0.13ポイント上昇)、渋谷区2.44%(同0.03ポイント上昇)、千代田区1.98%(同0.16ポイント上昇)と、5区すべてで上昇した。
ビルの規模別に空室率を見ると、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.34%(同0.12ポイント上昇)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.28%(同0.07ポイント上昇)。募集面積率は、大規模ビルが4.89%(同0.04ポイント低下)、中小規模ビルが4.51%(同0.02ポイント上昇)となった。
空室面積は32万3,000坪(同1万坪増)。空室増減量は、増加が5万坪(同1万4,000坪増)、減少が4万坪(同5,000坪減)だった。
(不動産流通研究所より引用)