記事紹介2024年06月07日
三鬼商事(株)は6日、2024年5月の全国主要都市のオフィスビル最新市況について発表した。
東京ビジネス地区(都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.48%(前月比0.10ポイント上昇)となった。当月は新築ビル3棟のうち2棟が募集区画を残して竣工したことや、既存ビルでも大型の募集開始があったことから、地区全体の空室面積は9,100坪増加した。新築ビルの空室率は25.83%(同3.19ポイント上昇)、既存ビルは4.97%(同0.02ポイント低下)となった。
1坪当たりの平均賃料は1万9,944円(同119円上昇)と、4ヵ月連続の上昇で2万円台が目前となっている。
大阪ビジネス地区の平均空室率は4.38%(同0.09ポイント低下)。当月は館内縮小などの動きが出ていたものの、新築ビルや既存ビルの大型空室の成約が進んだことから空室率が低下。地区全体の募集面積は1ヵ月で1,900坪減少した。新築ビルの空室率は26.15%(同2.12ポイント低下)、既存ビルは3.97%(同0.05ポイント低下)となり、既存ビルは直近1年で最も低い空室率となった。
1坪当たりの平均賃料は1万2,097円(同36円上昇)と4ヵ月連続で上昇した。
(不動産流通研究所より引用)